2016/04/23

【84日目】田舎に泊まろう!


起終点:高知県須崎市→高知県四万十川市中村
距離:84.29km
上昇:1141m
加算距離:5816.93km
距離百分率:5816.93/9089=64%
天気:晴れ
気温:21/16度
シャワー:植田家
宿泊:植田家
コスト:朝食663、昼食808、補給502,全部1973円。




奇妙な一日だった。
これから説明させてください~

今日、東土佐から西土佐へ行った。
すごく山道で、
出発してすぐ難所にあった。
6kmの長さで300mを上る坂道。。。もう。。。。。。



もちろん疲れた。
この国道56号線は東西土佐唯一の道路だけど、めっちゃ山道!
戦国時代のことを思った。
今の高知市を本領として25年もかかって四国を統一した長宗我部元親は強かった。
南は太平洋で、東西北方面全部きつい山道です。
(今日越えた七子峠も先日走った根曳峠と步危峽も......)
だから、土佐の出来人とよばれてるなぁ。



きつかったけど景色もよかった。
頂上から太平洋にも見えた。
昔、補給のスポットあったらしい、
もう廃墟になったガソリンスタンドだった。



七子峠を越えてから楽になった。
後ろから誰かに追いかけられた。
フランスから来たジュリアンさんだった。
東南アジアを走って、日本横断中、そして年末に台湾一周する予定だった。



二人で走りながら、話すのが危険だった。
スピードも遅くなってしまった。
そして、ジュリアンさんから一緒にそれからのルートを走る誘いが出てきた......
ごめん、自由は第一なものです。一人旅のほうが好きです。


結局、言い訳して、ジュリアンさんと別れてちょっと食事したけど、
同じルートで私のほうが速かったから、
またあった。。。
ジュリアンさんも感じたかも、
スマイルが少なくなった。



中村でもう一回言い訳して別れてジュリアンさんにプレセントを送った。
正直、この素晴らしくて親切な旅人のことは嫌じゃなかったけど、
二人の旅行方法が違ったなぁ
100人の旅人なら、100種類の旅行ができる。
皆は自分の行くべき道があるよ。


四万十川、日本最後の清流と言われてる。
赤鉄橋の後ろにある山は中村城跡で、
ここも四万十川の古戦場です。



堤防の傍に無料キャンプ場があったけど、
屋根がないと明日テントは全部濡れちゃうよ。
堤防に座って考えてるところで、声をかけられた。
「ここで野宿するの?」
「あっそういうつもりですけど......」
「うちに泊まってくださいね。」
「へ?!」


堤防に散歩しにきた植田夫婦だった。
一緒に一時間くらいのお散歩で、植田家に戻った。
植田家は堤防の傍にあって自分の実家とは同じく、
たくさん子供ころのことを思い出した。
そして、夕食でもご馳走していただきました!



植田夫婦と色々を話した。
昔はお土産のお店をやって、今年2月にやめて年金生活がはじまった。
しかも、前日お世話になった大平さんとは知り合いだって!
同じく観光業で、四国も小さいし、皆は知り合いだって言った。

お風呂に入ってから植田さんと一緒にテレビを見た。
めっちゃ政治に関心を持ってる方ですね。
日本人にとっては珍しいでしょう。



ジュリアンさんとはあまり楽しくなくて別れたけど、
植田夫婦と出会って一緒にいい時間を過ごした。
これこそ、一人旅の味でしょう。

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